2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メンバーシップ型におけるダイバーシティの課題(年齢その他・・・)

性別、年齢、障がい、国籍その他、個々の違いを受け入れ、認め合い、生かしていく・・・「ダイバーシティ&インクルージョン」が重んじられる流れにあるのはよいことだが、日本企業の多くは、依然として、「年齢(正確には入社年次)」に呪縛されているのでは…

キャリア形成には社内ローテーションだけでは不十分

欧米多国籍企業では、一度社外に出た人材が高いポジション(例:CEO、EVP)で呼び戻されたり、その後にまたクビになったりすることが日常的に起きている。なかなか刺激的であり、自分も頑張ろうという気持ちにもなる。 日本企業の社内ローテーションで育てて…

年功型賃金とジョブ型賃金

職業生活を始めた頃、10年ほど上の社員の給与・賞与は右肩上がりに増えており、先輩からは「順送りだから・・・」と言われた。だが、日本経済と会社の業績は停滞の時代に入り、順送りの恩恵を享受することはなかった。日本型雇用システムの特徴である年功型…

日本企業における早期退職

沈没船ジョークというものがある。 豪華客船が航海の最中に沈みだしたが救命ボートが足りない。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込ませるために、各々の外国人乗客にこう言った(以下、一部の国のみ抜粋)。 アメリカ人には「飛び込めばあな…

新卒一括採用と中途採用

2022年春闘がスタートした。本日(2月3日)付けの読売新聞に、経団連の大橋徹二副会長のコメントが載っていた。「・・・日本型雇用は、新卒一括採用や年功型賃金などを特徴とするが、決して悪い制度ではなかった。そのおかげで日本の若年層の失業率が…

メンバーシップ型雇用システムのPros&Cons(制度・運用とマインドセット)

メンバーシップ型(日本型)雇用システムの制度・運用面の特徴の多くは、パフォーマンスと報酬(Pay)の関係を長期間で決済しようとするところから来ている。自らの育成をじっくり考える社員にとっては、安定した処遇のゆえに達成の難しそうな課題にも果敢に…