2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

採用雑感(4)-紹介面接でも内定辞退

初めて、採用担当として仕事をしたのはバブル景気と同じ1986年から1991年にかけてであった。今も人事責任者として毎日のように採用面接をする中で、色々なサプライズに遭遇してはいるが、会社の窓口として慣れない説明をして良い人材を確保しようと悪戦苦闘…

採用雑感(3)-私の転職活動

40代に入り、このまま同じ会社で漫然と過ごしたまま定年を迎えるのだろうかと考え始めた頃、人材サーチ会社の外国人コンサルタントから英語の電話が入るようになった。これも経験と思っていくつかの外資系の面接を受け、オファーももらったが、将来の安定性…

採用雑感(2)-私の就職活動(2)

最初の就職先である都市銀行を3ヶ月で辞め、国家公務員試験を受けたが落ちた。試験日が迫っている頃に衝動的に退職したのだから当然である。やむをえず、自分には向いていないと思われるサラリーマンに再びなるため、企業回りを始めた。モラトリアム人間では…

採用雑感(1)ー私の就職活動

数十年前、自分が就職活動をしたときの話をする。 当時の就職協定では、10月1日が正式な企業への訪問解禁日で、少なくとも大手の都市銀行や長期信用銀行はそれを守っていた(メーカーの中にはフライングをするところもあったようだ)。意中の会社から学生が…

Is Japanese Employee Engagement Really Low?

Employee engagement is a property of the relationship between an organization and its employees. An "engaged employee" is defined as one who is fully absorbed by and enthusiastic about their work and so takes positive action to further the…

新「会社人間」主義ーポジティブシンキング

或ることが君にとってやりにくいからといって、これが人間にとって不可能であると考えるな。 マルクス・アウレーリウス 自省録 毎日の生活に慣れてくると、人間は余計なことを考えなくなり、どちらかと言えば、否定的・消極的な態度になりがちなものである。…

新「会社人間」主義ー人生に必要な資質とは

ポニーを通した児童教育やモンゴルでの騎馬トレーニングで知られる、ハーモニーセンター理事長の大野重男氏が、機関紙に以下の文章を寄せていた。 「これからの時代をしっかり生き抜いていくために必要な力量として私は、まず、次の三つを考えます。 一、臨…

Prior Preparation Prevents Poor Performance; Change your working career before someone tells you

I admire George Baker, the Secretary of States in the former President, George Herbert Walker Bush’s administration,wrote a book named “The Politics of Diplomacy”. In the book, he emphasized importance of “5p”;Prior Preparation Prevents Po…

新「会社人間」主義ー娘のひとこと

日曜日の昼下がり、5歳の娘が突然、こう言った。 「○○(娘の名前)、大人になりたくない」 「どうして?」 「大人になると会社に行かなければならないから」 「どうして、会社に行きたくないの?」 「だって、会社ってつまらないところだから」 「どうして、…

The reason why Japanese business persons seldom speak English

Nearly five years have passed since I started working for an European capital company in Japan after thirty years of service for aJapanese manufacturing company. The reality of Japanese ”GLOBAL”companies is that English speaking employees …

The reason why Japanese business persons seldom speak English

Nearly five years have passed since I started working for an Europeancapital company in Japan after thirty years of service for aJapanese manufacturing company. The reality of Japanese ”GLOBAL”companies is that English speaking employees i…

Is it true Japanese big firms' rotating systems don't work any more?

I don't agree with the opinion of undervaluing the rotating system ofJapanese large companies. I think it still works for developing goodleaders and motivated/engaged employees. Involved in recruiting talents from the labor market, I have …

ビジネスコミュニケーションとしての英語についての誤解

多くの日本人には、ビジネスコミュニケーションとしての英語に関する誤解があるようである。外資系企業で働き、採用面接などを通じて感じたことを2-3点簡単に指摘しておく。 1.ビジネススキルの涵養がまず為すべきことである: 採用面接をしていると、海…

新「会社人間」主義ーパイ

1955年から1994年の40年間で、名目GDPは8.6兆円から478.8兆円となり56倍に成長した。実質では約10倍となり、年平均で6%の成長を続けてきたことになる。同じ間に、大学卒初任給は1万円から19万円となり約20倍に達している。 しかし、1997年は実質GDPでマイナ…

<女性社員>なぜ「入社2年目」で管理職志向を失うのかという記事に接して

本日、インターネットで、「女性は「入社2年目」で管理職になる意欲を失う-」という毎日新聞配信による記事を見て、「日本はいまだにこれか?」と思った。 以下、まずは記事の抜粋である。 ・・・独立行政法人が先月、こんな調査結果を発表した。入社1年…

新「会社人間」主義ー独創性

近頃の経営者が好んで口にする”独創性”という言葉。 確かに、芸術だけでなく、ビジネスの世界においても重要な要素ではある。 だが、皆が独創性を発揮する社会を想像してみたまえ!人の意見に左右されず、自らの発想だけを信じ、周りの言うことなど聞かない…

新「会社人間」主義ー上司と部下

部下に命令すれば、何でも言うことを聞くと思うのは大きな勘違いである。「情」の部分に配慮をしなくても、ロボットのように部下を使いこなせると思う管理職は、はっきり言って失格である。部下にも人格があり、何が本物かを判断する力もある。自分にはない…

新「会社人間」主義ーパソコン社員論

簡単にいえば、そんなふうにして私が考え始めていたのは、時間に関する一冊の本、すなわち、はげしい日常の活動のさなかに感じられる人生の単調さ、退屈さに関する本のことであった。 ヘンリー・ミラー 「南回帰線」(新潮文庫) 時間は、誰にも平等に与えら…

新「会社人間」主義ーローテーション

人事制度としてのローテーションは、大企業にだけ許された特権かもしれない。中小企業では、そんな用語を持ち出すまでもなく、人員が少ないので一人で何でもこなすのが当たり前である。大企業では、事業部や事業所が沢山あるので、色々な職務や事業所を計画…

新「会社人間」主義ー企業倫理とビジネスマンの条件

「企業も社会の一員である」ということを常に認識し、公正で透明性の高い企業行動に徹することが重要である。これを明文化して社員に徹底している企業も多いと思う。が、実際に行動するのは個々の社員であり、まず、社員一人ひとりにその自覚があるかどうか…

グローバル展開企業の人材マネジメントーこれだけはそろえておきたい英文テンプレート

拙著、グローバル展開企業の人材マネジメントーこれだけはそろえておきたい英文テンプレート(7月10日発売予定)。昨日、東京駅丸の内北口の丸善に寄ったら、すでに、労務管理のコーナーに陳列してあった。

新「会社人間」主義ー貴方の売りは何か?

採用業務を担当していた頃、気になっていたこと。毎日のように何人もの学生と面接をしていると、決まって彼らの口から出てくる言葉は「私は、人と接するのが好きで・・・」という自己PRであった。まるで、企業で必要なのは、「人づきあいのうまさ」だけと、…

Ms.L.G.ーIdentityを教えてくれた英国人

Ms.L.G.・・・英国ブラックプール出身、ブロンド。現地に来た日本人男性に一目惚れして日本まで追っかけて来た行動派。彼との恋はかなわなかったが、外国人バーで知り合った別の日本人男性と交際するようになり、結婚まで考えたが、田舎の旧家出身の彼は親の…

復刻:事務所開設時の案内

数年前に名前だけの社労士事務所を設立し、ホームページを開設したが、プロバイダーの関係で現在はホームページにアクセスできなくなったので、当時のトップページの4コマ漫画を表示しておく。 (漫画作成:葉ヶ竹 きり)

娘のひとこと

結婚して最初の子供を授かってから20数年経ったが、その内の3分の2は単身赴任だった。振り返ると、家族と離れて暮したことが果たして良かったのかと自責の念にかられることがある。 かつて、会社の上司(役員)から「子供は、僕ら夫婦の最高傑作なんだよ…

学校というところー期待する答えを出すためだけの場所か?

出身高校は国立大学の付属校で、毎年、東大に100人前後合格していた。町工場がメインの板橋区の公立中学校から入学した者にとっては、良家の子女ばかりで秀才揃いのクラスメートとの交わりは、楽しいものとは言えなかった。 1年生の時の国語の先生は20…

新「会社人間」主義ー男のアイデンティティ

今まで、日本の企業社会は主として男によって運営されてきたと言ってよいだろう。女性蔑視の企業社会と言われながらも、日本の経済はとにかく世界史の奇跡とも言うべき成長をしてきた。まず、この事実をどう考えたら良いのだろう? 「食い扶持は男が稼いでく…