2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

外資で働く(23)-個室

日本企業に勤めていた頃、同じ企業グループの人事課長クラスの知人が外資系企業に転じて個室をあてがわれたという話を聞いた。「外資系とはすごいところだな」と単純に感心したのを記憶している。 当時勤めていた日本企業は、業績悪化の影響もあり、年を追う…

外資で働く(22)-イベント

外資系企業では、従業員を社内顧客として大切に扱い、彼らのエンゲージメントを高めることで会社の業績を上げて発展させようとする志向が強い。 日本企業にも同様の姿勢はあると思うが、従業員がイベントを楽しんで明日へのやる気を高める効果より、形にこだ…

外資で働く(21)-ダイバーシティ(Diversity)

グローバルに事業を展開する企業では、人種・国籍・年齢・性別等を問わずに人材を活用することが当然とされている。多様性を「競争優位」の源泉として、組織全体を運営する、ダイバーシティ・マネジメントを行っているからである。 日本企業から外資系企業に…

外資で働く(20)-いつまで働けるのか?

伝統的な日本の大企業に勤める人の多くは、60歳までは当然働き、その後も順次65歳まで働くことを期待して日々の業務に精励している。業績悪化による大量の早期退職や事業売却等の事態に遭遇しなければの話であるが・・・ 日本に拠点を持つ外資系企業も日本…

外資で働く(19)-転職のタイミング

日本企業で職業生活を始めた人が、どのタイミングで外資系に転じるとうまく行くのだろうか。 多くの候補者へのインタビューを通じて達した暫定結論は、最低でも10年から15年は日本企業でビジネスパーソンの基礎と専門性をきちんと磨いてから外資系に転じるの…

外資で働く(18)-外資系企業の社長

社長の仕事は大変だと思う。傍で見てきてそう感じる。外資系企業の日本人社長ともなるとさらに大変である。グローバル本社と国内の板挟みだからである。 ローカル(日本)の文化とやり方を重視し、国内従業員の声に耳を傾けながら経営のかじ取りをしている…

外資で働く(17)-福利厚生

人生をやっていると、失ってありがたさを知るものに出会う・・・昔の恋人、別れた配偶者、先に逝った大切な人々等・・・ 日本の伝統的な大企業の福利厚生制度(Fringe Benefit)にもそのようなものが多い。エジソンをルーツとする米国の名門企業との合弁会社…