メンバーシップ型におけるダイバーシティの課題(年齢その他・・・)

性別、年齢、障がい、国籍その他、個々の違いを受け入れ、認め合い、生かしていく・・・「ダイバーシティ&インクルージョン」が重んじられる流れにあるのはよいことだが、日本企業の多くは、依然として、「年齢(正確には入社年次)」に呪縛されているのではないか。
新規一括採用を入り口に、同期入社同士の競争を通じて社内序列と処遇を定めるシステムと運用の終着点が給与ダウンとセットの定年後再雇用制度になる。日本的雇用システムは、ところてんに似たところがあり、ひとまとめに入れたものを一定年数経過とともに一斉に排出することで組織の新陳代謝を保つ「順送りの」仕組みであり、多くの欧米諸国の雇用慣行・システムとは大きく異なる。


「年齢」「入社年次」に縛られたメンバーシップ型雇用システムをダイバーシティに富んだシステムに変えていくのは容易ではない。メンバーシップ型は、長い間、「男社会」、かつ、「日本人」を前提にしたシステムでもあったからである。継続するシステムがマインドセットを固定化する。こられの様々な属性にこだわらない柔軟な人事システムを構築できるかどうかが、日本企業の復活の鍵である。

 

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