キャリア形成には社内ローテーションだけでは不十分
欧米多国籍企業では、一度社外に出た人材が高いポジション(例:CEO、EVP)で呼び戻されたり、その後にまたクビになったりすることが日常的に起きている。なかなか刺激的であり、自分も頑張ろうという気持ちにもなる。
日本企業の社内ローテーションで育ててもらった期間の方が、外資系企業での経験より長い筆者としては、言いにくいことではあるが、社内ローテーションのみで、目指すキャリアを創ってくことは難しいと感じている(その会社の社長や役員になることが唯一の目標である人を除く)。色々な経験と言っても一企業グループ内の同質的な文化の中でのそれであり、厳しいグローバルビジネス競争の中でタフに闘える人材になれるかどうかは分からない。
優秀な人材であれば、どんな理由でどこに行ったとしても、成長した後に呼び戻すための労力を惜しまない会社こそがこれからのグローバル競争の中で生き残る会社であると感じている。
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