2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

外資で働く(16)-やりきった感

外資で採用面接をしていると、応募者から転職理由として「やりきった感」という説明を受けることがしばしばある。 外資系の間で頻繁に転職を繰り返す人は、ひとつの会社に4~5年いると、別の会社に転職したくなるようだ。「今の会社(職場、例えば営業)で…

外資で働く(15)-転職と年収

転職する際に優先すべき検討ポイントは、年収、仕事(職種)、職場環境、社風等色々あるが、人により、またそのときの状況により優先順位は違ってくるだろう。 しかし、生活の基盤となる報酬水準は常に重要な判断要素になると思っていた。 わけても外資系で…

外資で働く(14)-外資系企業のイメージ

外資系企業のイメージとはどんなものだろうか? 先日、社外で話をする機会があり、日本企業との対比で以下のスライドを紹介した。 参加者の多くからはその通りとの感想をいただいたが、中には、もっと生々しい話を期待していたという方もおられた。 筆者が聞…

外資で働く(13)-日本企業との人材の違い

人間は、生来の資質と環境の組み合せで成長していく。 外資系に勤める人材と日本の伝統的大企業に勤める人材の質やレベルに根本的な違いはないが、働く環境が異なることから、Mindset(心構え)がかなり違ってきている。 筆者の私見で違いを整理すると以下の…

外資で働く(12):Report ToとDirect Report"

外資系企業で生き抜くには、直属上司(Report to=報告先)と直属の部下(Direct Report)をきちんと認識し行動することが重要な要素となる。 ”Report to”の対象たる上司から業務指示を受け、報告する義務を負う。”Direct Report”たる部下との関係も同様であり…

外資で働く(11)-雇用の安定

伝統的な日本の大企業と外資系企業の大きな違いのひとつに、「雇用の安定」がある。 日本企業の場合、労働者はそれほど頻繁に転職するわけではないし、パフォーマンスが悪い社員がいても、解雇に至るケースは多くない。その前に、昇給・賞与の評価を下げたり…

外資で働く(10)-サイン

外資系企業に転じて最初に上司から指示された仕事は、社員の給与改定通知に署名(サイン)をすることだった。名前をそのまま漢字で書くかわりに、他の人に真似されないユニークな記号を考えることが期待されており、頭を悩ませた。 日本企業に勤めていたとき…