「外資系企業で働く」が労政時報WEBサイトのBOOK REVIEWに載りました

拙著、「外資系企業で働くー人事から見た日本企業との違いと生き抜く知恵」が、労政時報WEBサイトのBOOK REVIEWに掲載されました。
以下、紹介文です。

■ 本書は、就職活動中の学生や転職を考えている人たちに向けて、外資系企業への入社・転職から会社生活を経て退出に至る人事運用の実態と考え方を、日本の大企業と比較して示したものである。伝統的な日本企業と外資系企業の双方で、それぞれの文化と人材マネジメントに接してきた著者が、人事担当者の目線から捉えた特徴を紹介するとともに、外資系・日系問わず、組織で生き抜く上での知恵を伝授する。

■ 第1章では、「報酬・処遇」「成長」「組織・命令系統」「会社生活」といった、外資系企業への転職を考える上で気になる事柄について解説する。「英語は必須なのか」「給料は実際に高いのか」「解雇されやすいのか」など、外資系に抱きがちな素朴な疑問について、自身の経験を織り交ぜながら解き明かしていく。第2章では日本的雇用慣行の特徴をはじめ、報酬制度や評価の仕組みなど、日本企業特有の働き方を取り上げ、外資系企業との違いを明らかにする。第3章では、外資系・日本企業を問わず、サラリーマン人生を生き抜くために大切なエッセンスを「新会社人間主義」としてまとめている。

■ 新卒入社でも転職でも、企業選択を考える時には処遇の内容に目を奪われやすく、特に外資系企業に対してはイメージにとらわれがちな点は否めない。著者はそうした先入観に対して、組織や人材マネジメント、行動・マナーの違いを説きつつ外資系企業と日本企業のそれぞれで成長していくためのヒントを伝え、職業人生を営む舞台としての双方の魅力と課題を浮き彫りにする。新たな活躍の場を探す人たちのみでなく、企業人事の担当者にとっても気づきにつながる一冊である。