メンバーシップ型雇用システムのPros&Cons

働く環境が異なれば、マインドセット(Mindset、心構え)も変わる。外部労働市場を意識するかどうかが、日本の伝統的大企業の「メンバーシップ型雇用」と、欧米企業の「ジョブ型雇用」のマインドセットの分かれ目となる。メンバーシップ型の下では、社内の「同期」など内向き意識ばかりが強くなり、労働市場で自らの価値を考える向きは少ない。このようなマインドセットでも会社が順調に推移しているうちは問題ないが、危機が来たときに生き抜くことは難しい。

しかし、メンバーシップ型がダメだとも思わない。
以下の拙稿に書いた通り、「外部市場と自分のキャリア形成を常に意識して研鑽しつつも、チームワークと組織の成果を重視する」、メンバーシップ型とジョブ型の中間くらいのマインドセットを目指すのが良いのではないかと感じている。

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経団連タイムズ寄稿「日本型雇用システムの将来展望(第2回)」
https://lnkd.in/g93jk3dr