新「会社人間」主義ー会社生活、最初の体験

職業生活に入ったときの体験が、後に与える影響は大きい。私の場合、最初の職場は銀行の支店だったが、午後3時にはシャッターが閉まってしまう。天窓から漏れる光をかすかに感じながら札勘定をしていると、まるで奴隷になった気分だった。下界と私をつなぐ唯一の証があの光・・・職業生活に対する考えが甘いとは思ったが、こんな環境ではやっていけないと感じ、早々に辞めさせてもらった。
 必死に札勘定をしていると、若い女性社員が中年の男性社員に「何をしているときが幸せ?」と聞いているのが耳に入って来た。
答えは、「家に帰って週刊誌を読んでいるときさ。」・・・・・ああは、なりたくないと思った。
(新「会社人間」主義ー私の考える「ホワイトカラー」- 1999年1月より)

最初の職場を離れてから35年経ったが、いつも何か意味のあることをしていないと気が済まない自分がいる。人生の目標はサラリーマンを定年まで勤めあげることで終わるとは到底思えない、自分がいる。これから何をして、仕上げにかかるか?
自分の意志だけで決められることではないと、薄々気づいてもいる。
神の計画に沿って生きる・・・。

あなたのしようとすることを主にゆだねよ
そうすれば、あなたの計画はゆるがない
箴言16:3

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(イラスト作成:漫画家「霧」、無断転載厳禁)