新会社人間主義ー実力主義

「天国なんかないと思ってごらん」というフレーズで始まる、ジョン・レノンの名曲「イマジン」。
これにならって実力主義の本質を表せば、「性別・年齢・出身大学や過去の経験なんて(関係)ないと思ってごらん」ということだ。

つまり、その人に何ができるかということは、実際に何ができるかを見れば分かることであり、そこに着目することが実力主義だ。
では、年齢や出身大学や経験になんの意味もないかといえばそうではない。
経験年数を例にとれば、統計的に見れば経験5年の人より10年の人のパフォーマンスのほうが上であろう。しかし、これは総論の話であり、個別に見れば5年の者が20年の者を上回ることはある。「実力主義」を題目だけに終わらせ、若くしてものすごい働きをする者がいても「彼はまだ若いからマネージャーにするのはもう少し待ってもらおう。」というようなことを続けている会社は、これからは生き残れなくなっていくと思う。

(新「会社人間」主義ー私の考える「ホワイトカラー」ー 1999年1月 より)

今、読み返しても特に修正すべきところはないが、若くしてマネージャーになったときに失敗しないためには、「人格」が大事である。傲慢になれば周りがついていかず、結局、失敗する。

(イラスト作成:霧、無断転載を禁ず)
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