採用雑感(3)-私の転職活動

40代に入り、このまま同じ会社で漫然と過ごしたまま定年を迎えるのだろうかと考え始めた頃、人材サーチ会社の外国人コンサルタントから英語の電話が入るようになった。これも経験と思っていくつかの外資系の面接を受け、オファーももらったが、将来の安定性を考え、転職を踏みとどまった。

50代になった頃、リーマンショックを経て会社の経営がおかしくなり5年連続の赤字になった。今度は本気で外資系への転職活動をしたが、年齢を理由に書類で落とされることが続いた。知人に紹介してもらった外国人コンサルタントに、外資系企業の本音を聞くと、「実力主義とは言っても、現実には40代半ばくらいまででないと就職は難しい。よほどエネルギッシュであるとか何とかの売りがない限り・・・」と言われた。建前と本音はここでも違うのかと分かりがっかりさせられた。
イメージ 1

勤める会社が2年間で3000人のリストラを行う事態になり、もはやこれまでと、早期退職に手を挙げた。その後の収入のあてはなかったが、とりあえず社労士事務所を作るとして家内に納得してもらった(感謝している)。手作りの事務所パンフレットを作る傍ら、ダメ元でインターネットで知り合った人材紹介会社にコンタクトしたところ、今の会社を紹介され入社できた。

不思議なもので、タイミングによってうまくいくこともある。運が良かったとしか言いようがないし、多くの人と、神のお蔭と感謝している。

転職活動は、諦めずに活動すれば活路が開けるものだと実感し、今に至っている。